2023年10月27日、茨城県防犯設備協会(以下、当協会)の研修会を水戸商工会議所会議室にて開催しました。
設立後初めてとなる研修会に、茨城県警本部 安全安心課の松田剛様、日本防犯設備協会の三澤賢洋様に講師としてお越しいただき、会員14名が出席する中で、たいへん有意義なご講話をいただきました。
第一部の松田剛様からは、茨城県エリアにおける犯罪状況や、その手口に対して未然に防ぐための方法などを、グラフや表、事例によって分かりやすく解説いただきました。
まずは犯罪が起こらないようにするためには、どのような方法・ツールがあるか、そして犯罪が発生した際、被害を最小限に止めるようにするためには、どのような方法があるか、また被害が発生した際、犯人が誰であるか(識別)を記録するためには、どのような方法が必要かを、改めて学ぶ機会をいただきました。時代と共に犯罪傾向が変わるため、我々茨城県防犯設備協会の会員も、常に時代に対応した防犯対策を提供できるよう、学んでいきたいと考えております。
第二部の三澤賢洋様からは、主に監視カメラでしっかりと被写体を捉えるための知識と技術、そして個人情報保護法について解説いただきました。
現在、多数の監視カメラメーカーから非常に多くの機種が出ていますが、機能や性能は様々です。
映像として捉えたい対象物とカメラとの距離、逆光であるか否か、夜間における対象物の足元と顔の明るさ、解像度など、様々な視点から監視カメラを選び、ユーザー様に提案することが求められています。
せっかく監視カメラを導入したのに役に立たなかった、ということが起こらないよう、現場に適した監視カメラの提案を総合防犯設備士・防犯設備士が行なっておりますので、今後も学び続けていきたいと考えています。
研修会後の懇親会でも多くの方にご参加いただきありがとうございました。
今後も研修による学びの機会と懇親の場を作っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。